月光とアムネジア

読了。でたらめっぽい展開の中にバロック的な秩序を感じる小説。すのこで人が切れそうな妄想の中での犯人捜し。なんかゲームに出来そう、ババ抜きの延長で。

主観の転落のあたりはとてもいい感じに書かれてる。

偽の記憶のあたりをもう少しねじ込むともっとわけわかんない展開になって好みかなと……まあ、これ以上長くなると収拾つかないと思うけど。

知らなかったけど、この人「バロックあるいはシアワセの国」という本も書いているらしく、何となくこの本を買ったのは、この人のバロックなテイストに惹かれたのかな、と。

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